ArchLinuxをインストールする
前回作った自作PCにArchLinuxをインストールしてみようと思いました。開発用ではDebianかNixOSかMac、サーバーではUbuntuやCentOSを使ってきたので、自作PCではなんか新しいLinuxを入れてみようと思っていました。
名前だけ聞いたことが合ったのがGentooかArchLinuxで、どちらにしようかと思っていたのですが、なんとなくかっこいいと思ったArchLinuxを採用しました。
ちなみにその後聞いたのですが、Gentooはインストールするのにやたら時間がかかるらしいので、Gentooを選ぶとしんどかったんだなと思いました。
ArchLinuxのイメージをUSBメモリにコピーする
まずは、ArchLinuxのisoを公式ページからインストールする。下記のURLからインストールできる。 2017.11.01のisoファイルをダウンロードしました。
$ hdiutil convert -format UDRW -o arch archlinux-2017.11.01-x86_64.iso - USB メモリのFileSystemの箇所を把握します $ df -h $ sudo dd if=arch.dmg of=#{ディスクの位置} bs=1m - 失敗した場合、対象のアンマウントしておく。Mounted onの箇所 $ diskutil umount #{USBディスクのMounted on} - サイドddコマンドを実行 $ sudo dd if=arch.dmg of=#{ディスクの位置} bs=1m
これでUSBメモリにコピーすることができました。
USBメモリを自作PCに付けて、それをSSDにコピーする
ArchLinuxのイメージをコピーしたUSBメモリを自作pcに取り付けます。BIOS画面からUSBメモリから起動する設定をします。 それで再起動します。
WIFIの設定
最初はどうしようもないので、有線を使ってルーターに繋げます。pingで適当なドメインを叩いて返って来ればおけです。
有線を繋げた時点で、pingが通るはずですが、たまに接続できなかったりするので、その時は、 dhcpcd
コマンドを打ってあげましょう。
そして、WIFI繋げます
$ sudo pacman -S wpa_supplicant - ネットワークのインターフェイスを確認します。 $ ip link show $ wpa_supplicant -B -i <INTERFACE> -c <(wpa_passphrase <ID> <PASS>) $ dhcpcd
IDとPASSは、WIFIのそれを設定してください。
繋げたら、pacmanのupdateしとくといいと思います。
$ sudo pacman -Syu
色々作業するためのpkgをインストール
$ sudo pacman -S sudo vim tree wget git
あと、非公式パッケージインストールするためのyaourtをインストールしておく。何かと使ったりする。
$ sudo pacman --sync --refresh yaourt
GNOMEのインストール
まずは、ドライバーのインストール。GTX 1070を使ってるので、NVIDIAのドライバーが必要。またそのへんのためのpkgをインストールしなきゃいけない
$ sudo pacman -S nvidia
GNOMEをインストール
X.orgのインストール
$ sudo pacman -S xorg-server xorg-apps xorg-xinit xterm
(WW) Open ACPI failed (/var/run/acpid.socket) (No such file or directory)の警告が出た時
$ sudo pacman -S acpid
GNOMEのインストール
$ pacman -S gnome gnome-tweak-tool
設定ファイルにグラフィックボードのPCI BusIDを確認する
$ nvidia-xconfig --query-gpu-info
PCI BusIDを設定ファイルに記述する。以下は/etc/X11/xorg.confのサンプル。
Section "Device" Identifier "nvidia" Driver "nvidia" BusID "PCI:14:0:0" Option "AllowEmptyInitialConfiguration" Option "PrimaryGPU" "yes" EndSection
また設定していく中で、出会ったエラーがあるが、 「Device(s) detected, but none match those in the config file」が出た時は、グラボへのドライバが正しく動いてないので、設定ファイルを確認する。
「open /dev/dri/card0: No such file or directory」 って言われたらグラボのドライバーがちゃんとインストールされてない。
起動したときにGNOMEが起動するようにする。/etc/X11/xinitにあるxinitrcをコピーして、ホームディレクトリに配置。そして、グラボから起動するようにするために下記をコピーしたファイルの上部に追加。
xrandr --setprovideroutputsource modesetting NVIDIA-0 xrandr --auto
最後にGNOMEを起動するためにディスプレイマネージャーの設定をします。GDMというのを自動起動するように設定します。
$ systemctl enable gdm
これでrebootすれば、かっこいいGUI画面が表示されます。
GUIからのWIFI設定
GUIからのWIFI設定をします。ただ最初、NetworkManagerがないみたいなことを言ってくるので、pkgをインストールします。
$ sudo pacman -S network-manager $ sudo systemctl start NetworkManager.service #起動 $ sudo systemctl enable NetworkManager.service # 自動起動設定
GoogleChromeのインストール
GoogleChromeは公式ページだと、Debian系もしくはFedora系のダウンロードしか出来ないようなので、pkgからビルドすることに。
makepkg
コマンドを使用するので、 base-devel
というpkgをインストールする必要があります。
$ sudo pacman -S base-devel $ git clone https://aur.archlinux.org/google-chrome.git $ cd google-chrome $ makepkg -s $ sudo pacman -U google-chrome-*.pkg.tar.xz $ google-chrome-stable # これで起動出来ます。
日本語化する
日本語表示するのはpkgをインストールすれば、完了でした。
$ sudo pacman -S fcitx-im fcitx-configtool fcitx-mozc
インストール後再起動をすると、GNOMEの設定画面からfcitx設定というのが出てくるので、そこで表示されているmozcを選択すると、漢字かな変換を使うことができます。(一度skkをインストールして、使おうとしたところ漢字の変換ができなかったので、mozcを使うのが個人的には良いと思います。)
キーボード設定
日本語配列のキーボードしか持ってなかったので、設定が面倒だなと思ってた。ので、US配列のHHKBを買って、お金で解決を果たす。
まとめ
OSを一からインストールするのは結構大変だったけど、動くようになって良かった。フォントが気にくわない状況になっているので、それをとりあえずどうにかしたい。 時にはお金で解決するのも大事。